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四海波かごワークショップ開催しました

6月17日(土)、竹細工が盛んな大分県別府市に工房を構える「有製咲処」西本有氏をお迎えし、四海波かごワークショップを開催しました。

 

竹ひごの扱い方について説明を受ける参加者の皆さま

 

竹ひごで四ツ目編みされた底編みからのスタート。

 

竹ひごは水を霧吹きし湿らせた状態で編んでいきます。

しならせながら竹を曲げていくにはこの霧吹きが重要ポイント。

乾燥してくると扱いつらく作業がしにくくなる為、一工程ごとにシュッシュッと水を吹きかけます。

 

波をイメージし四方向からアーチを描く様に竹をしならせ曲げる作業

 

この初めの竹を曲げる作業は、四方向から打ち寄せる波をイメージした四海波かごの綺麗なアーチを作り出すのに重要なパートです。アーチが出来たら次は底編みの目を拾うように竹ひごを入れ込んでいきます。

 

竹細工の初級編となる四海波かごはオリジナリティを出すと言うよりもお手本の作業に忠実に編んでいくという事が大切です。

差し込む竹の目を数え均一になるように竹を編む作業

 

均一に編み目が揃う様に何度も確認を続ける様子

 

四海波かごの完成まであと一息

 

ご参加の皆さん、黙々と竹と向き合い真剣に作業をされ、ものづくりの難しさも楽しんでいる様子でした。

出来上がった作品は、皆さん初めてとは思えないほどお手本通りの完璧な仕上がりで、思わず「キレイ~」と声が上がる場面も。

 

ポップアップショップに並ぶ繊細な竹細工の数々

 

受注生産の西本さんの素敵な作品

 

後日、参加者の方より”キャンドルフォルダーにしました”と素敵なお写真が届くなど嬉しい報告もいただいております。

講師を務めて下さいました”有製咲処”西本有さん、そしてご参加いただきました皆さま、有難うございました。

 

魅力あふれる別府竹細工。まだまた地元大分には素敵なものづくりが沢山有ります。ものづくりの魅力を伝える事と同時にものづくりの楽しさを味わっていただく入口として今後も様々なワークショプを企画して参ります。