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甘木絞り染めワークショップを開催しました

5月27日(土)、朝倉市にある「日の目スタヂオ」代表 西村政俊氏を講師にお迎えし、朝倉市に古くから伝わる伝統工芸、”甘木絞り染め”のワークショップを開催しました。

 

まずはじめに、西村さんより絞り染めの説明をいただきました。
その後、手ぬぐいを板に挟んで止めたり、ゴムで縛るなど皆さん出来上がりを想像しながら自由に絞りの作業を進めていきます。

 

ご参加いただいたお子様も、外から石を拾ってきて手ぬぐいで石を包んで絞るなど、柔軟な発想力と大人顔負けの手際で作業を進めていく姿がとても印象的でした。

丸や四角の板で挟んで輪ゴムで絞りデザインを作ります

絞りの作業の様子

染めの作業では、ゴム手袋を付けて藍染液で手ぬぐいをムラにならない様にじっくりと浸けていきます。

 

定着したらそこから何度も何度もすすぎ洗いを繰り返し酢酸の入った定着液へ浸けこむ事5分。

 

ようやく完成です。

 

ドキドキしながら自分が染めた手ぬぐいを絞った輪ゴムを外し、いよいよ確認の瞬間。

どのように染まっているか手ぬぐいを開くドキドキの瞬間

開いた瞬間、おおおっ~。と歓声が上がります。
思った通りにデザインが出た箇所、偶然の思わぬ素敵なグラデーションが出た箇所、それぞれ自身の作った作品の出来栄えに大満足の様子。

 

1人1人がそれぞれ違った個性溢れる素敵な手ぬぐいが出来上がりました。

 

唯一無二。  オリジナリティあふれる作品を作る事ができるのはものづくりの楽しさの醍醐味です。

他には無い唯一無二の作品

個性あふれる素敵な手ぬぐいが完成

小さなお子様も自分の背丈と変わらない長さの手ぬぐいを一生懸命広げてくれました。

 

今回のワークショップでは、ものづくりの楽しさを肌で感じていただきたいという事も勿論ありましたが、朝倉市の伝統工芸である甘木絞りは一時衰退しかけており、何とか復活させたいと甘木絞りの存続の活動に取り組んでいるという現状を知り、より多くの方に甘木絞りを知っていただきたいという同じものづくりをする者としての想いが有りました。

 

ご参加いただきました皆さま、有難うございました。

 

今後も「CREATIVE BASE FAB」では、ものづくりをする者の想い、ものづくりの楽しさや素晴らしさを発信し、ものづくりを通じてヒト・コト・モノを繋ぐつなぎ手として様々な企画を行って参ります。